免疫が弱い人の外出不安をなくすために:CO₂センサーで“安全な空気”を見える化する企画

感染症あれこれ

  • 免疫抑制治療・高齢・持病による感染リスクの高さ:加齢とともに免疫の力が徐々に下がっていくことはよく知られています。まだ、高齢ではないが、がん患者、自己免疫疾患患者、慢性透析患者、臓器移植患者、造血幹細胞移植患者、関節リウマチ等の膠原病患者、HIV感染者・エイズ患者、長期に全身性ステロイドを使っている人は、免疫が低下する場合があると言われています。したがって、感染症に対して戦う力が弱くなっている、すなわち高い感染リスクを抱えていることになります。
  • 換気不足の室内空間が感染を広げる理由(飛沫 → エアロゾル):呼吸器系の感染症の多くは飛沫感染によってうつっていきます。しかし、麻しん(はしか)、水痘、結核は空気感染することは以前からよく知られていました。2000年から拡がり始めた新型コロナウイルスは飛沫感染なのでマスク・手洗いが推奨されていましたが、欧米ではすぐに空気感染に近い「エアロゾル感染」が多いということで換気が重要と言われ始めました。
  • CO₂濃度が「空気の滞留度」を示す科学的根拠:2000年2月~3月ごろにおいて、屋形船やライブハウス(密室でのコンサート)は、クラスター(感染者集団)が発生しやすい場所として認知されました。この時はメディアでも大きく取り上げられました。ここで、換気の悪い密閉空間がクラスターを形成しやすい場所の典型として指摘されたことで、換気の重要性が強調されました。CO₂センサーで、密室空間内の二酸化炭素濃度を測定し、数値が高くなれば換気が必要であること、同じように感染リスクも高くなる可能性があるとの認識になりました。

電車やバスの中、また会議室、図書館、宴会場、飲食店、カラオケボックスやカラオケが可能なスナックなどは、自分の免疫抑制状態を考えると、とても外出する勇気が出ないと思っている免疫弱者も多い。屋内にじっと閉じこもっていると、相乗的に免役状況も悪くなりかねない。

● 人混み・密室・換気の悪い場所への不安:上記のように、このような場所へ出かけて、大きな声で話す人が居ると心配だと感じている。

● 病院・クリニック・施設の待合室の空気が読めない:こういう場所では、bluetoothでCO₂濃度が読み取れるシステムを導入したところもあるが、まだ半分程度に過ぎない。しかも、CO₂濃度測定器が置かれている周辺の濃度であり、自身の周りの濃度ではないのでやはり十分なシステムであるとは言えない。

● マスクだけでは防ぎきれない場面の存在:日本では、マスクを着けている人が半数近い状況です。この人たちの多くは、感染症に罹りたくないという思いでつけています。しかし、マスクは、基本的には飛沫対策なので近くの人が感染者であった場合には、その人の咳やくしゃみに突然出くわす際の対策としては有効ですが、空間に舞っているウイルスを含むエアロゾル対策にはなりません。最近では、新型コロナウイルスで問題になったエアロゾル感染ですが、飛沫感染のみと信じられていたインフルエンザウイルスや薬剤耐性細菌(AMR)などもこのエアロゾル感染様式でうつっていくことが指摘されています。


感染リスクのある患者はCO₂ センサーを取り出して、人前で見ることに抵抗があるようです。そこで、スマホと一体化できる超薄型のCO₂ センサーを開発、また背面にピンを付けることで胸につけるなど、スマホと分離して単体での測定も可能になります(スマホとの連携はbluetoothで)。この装置の小型化、そしてスマホとの一体化・もしくは単体でも使用できるものを開発することができれば、出先で「きれいな空気の見える化」が可能になり、免疫がある程度低下した人も安心して外出できるのではないかと考えます。

● CO₂測定がなぜ換気の指標になるのか:CO₂濃度は人の呼吸とともに吐き出される二酸化炭素量の濃度を測定していますので、人の数と滞在する時間とともに上昇します。CO₂濃度が高くなると汚れた空気ということで、換気が勧められています(室内のCO₂濃度基準は1,000ppm以下が目安で、これは厚生労働省の建築物環境衛生管理基準で定められています)。このようにCO₂センサーは、感染者(空間に居る感染者数が不明なので)からのCO₂濃度を特定するものではありませんが、1,000ppm以下に抑えることで、密室での感染伝播率はほぼ抑えられると考えられています。

● 感染リスクの高い空間の典型例:CO₂ > 1,000ppm、会話が多い密室など、人数が多い場所、長い時間同じ部屋で換気なしの環境で居続ける場合。

● 持ち歩き型の利点(外出先の安全確認/行動判断ができる):気になる状況に出くわした場合には、自分がいる場所、すなわち呼吸で自分の体内に吸い込む空気がどの程度安心できるきれいさなのかをリアルタイムで知ることが可能になります。


  • 「小型・軽量・ひと目で分かる」
  • 「家族も安心できる」「施設でも活用できる」
  • ● 公共的価値(社会貢献性):実際、このシステムが社会に広がると、多くの免疫弱者の人たちの医療費削減にもつながり、医療保険の財政面にも貢献できることから、社会的にも大きな意味がある。
  • ● 高齢者にもやさしい表示:大きな文字で、分かりやすい表示、扱いやすい装置なので、高齢者にも優しいと考えられる。

高齢化が進み、人生100年時代と言われている。ますます、何らかの身体的能力の低下が招く免疫抑制状況を受ける人の割合が増えていくと考えられる。ここで、確実に効果を実感できる体制を確立するという思いで、クラウドファンディングに応募したいと思っている。実際、免疫弱者が「普通に外出できる社会」を作るために、CO₂を“見える化”すれば、行動の範囲を広げることができと考えている。クラウドファンディングの援助で、できるだけ個人の負担を軽減する形で、安心を届けたいと思っている。


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