帯状疱疹は、がまんできないほどの強い痛みを伴う病気です。皮膚に肌荒れのような、かぶれのような赤い発疹ができ、そのあとは水膨れが出てきますが、やがてかさぶたになり、最後には赤い斑点となり、2~4週間ほどで治癒します。
80歳までに3人に1人が経験し、まれに数回かかる人もいます。
そもそも帯状疱疹の原因は、子どものころに感染した水痘(みずぼうそう)のウイルスです。この子どものころに感染したウイルスが、高齢になりからだの抵抗力(ウイルスの活動を抑える免疫の力)が下がってくることを見計らって暴れ始めます。その結果、帯状疱疹になってしまいます。
ですので、みずぼうそうと帯状疱疹は同じウイルスが原因となのです。
名前は、水痘・帯状疱疹ウイルス(水痘のvaricellaと帯状疱疹のzosterのウイルスvirusということで)VZVと名付けられています。
【著者】
生田 和良(Kazuyoshi Ikuta)
元大阪大学微生物病研究所 教授
日本ウイルス学会 第60回学術集会 会長
文部科学省・外務省(JICA)国際感染症プロジェクト ウイルス学担当
タイ国立衛生研究所・マヒドン大学に BSL-3 実験室を複数設立
感染症研究歴 50年以上
感染症の歴史、国際感染症、ウイルス学、空気感染対策を専門とし、
一般向けの啓発活動にも取り組んでいます。



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