生田 和良

感染症あれこれ

ダニに刺されてうつるウイルス感染症で亡くなる例も

ダニはいろいろな病原体を持っており、刺されることで感染症になり、時には重篤な感染症に陥ることもあります。このような感染症は「ダニ媒介性感染症」と、総称で呼ばれます。日本では、「ツツガ虫病」、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」、「日本紅...
感染症あれこれ

肺炎の原因となる感染症はいろいろ

肺炎と言えば、多くの高齢者が命を落とす原因として認識されています。特に、新型コロナ(COVID-19)は重症の肺炎を引き起こすということで、世界中で恐れられてきました。ただ、肺炎を引き起こす原因となる感染症には、新型コロナ以外にもいろいろな...
バムサジャーナルへの掲載総説

新型コロナウイルスがヒトと共存する戦略

新型コロナウイルス(SARS−CoV−2)が人間社会に現れてから、5年以上が経過した。最初に分離されたウイルスは武漢株と名付けられた。その後は、免疫や薬剤などに抵抗するウイルス、いわゆる変異株と呼ばれる形に次々と身を変えている。このようにし...
新型コロナ

ウイルスが感染を繰り返す中で変異型が次々と出現

新型コロナウイルス(SARS−CoV−2)が人間社会に現れてから、5年以上が経過しましたが、この間、変異株と呼ばれるウイルスに次々と姿を変えてきています。この変異株は、「容易に感染するが、感染したヒトに重症化を引き起こしにくい」という特徴が...
新型コロナ

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の最新情報

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、2019年に中国・武漢で出現したウイルスです。このウイルスの情報が日本にもたらされたのは、2020年の初めでした。中国では、この時期は春節で多くの人が海外旅行に出かけたり、国内でも旅行や帰省など...
感染症歴史こぼれ話

節分の行事としての厄除けと恵方巻き

江戸時代の天然痘(疱瘡)が流行するとともに広まったものが「だるま」です。当時は赤く塗られた物が邪気を払うと信じられていて、だるまが疱瘡除けとして広がっていきました。赤い色は、古くから「太陽」や「血液」など、生命を象徴する色と考えられており、...
感染症歴史こぼれ話

天然痘と奈良の大仏建立

天然痘は痘瘡(とうそう)とも呼ばれ、非常に感染力が強い天然痘ウイルスに感染することで発症する感染症です。致死率30%以上とも言われ、かつては世界中で多くの死者を出しています。イギリスの開業医エドワード・ジェンナーにより、1796年に開発され...
ウイルス感染症

髄膜炎菌性感染症と髄膜炎菌ワクチン接種

髄膜炎菌は、人から人へ直接感染しながら流行を引き起こす細菌です。年間30万人の発症者に対して3万人が死に至る致死率の高い病気です。感染症法では5類に分類されています。患者(髄膜炎菌に感染した人)からの飛沫(患者の咳やくしゃみ由来)を吸い込ん...
ウイルス感染症

ムンプス(おたふくかぜ)ウイルスとムンプスワクチン

ムンプス(「おたふくかぜ」とか「流行性耳下腺炎」とも呼ばれる)は、ムンプスウイルスによる全身性のウイルス感染症で、耳の後ろから顎にかけての唾液腺(特に耳下腺)が腫れる病気です。感染から発症までの潜伏期間は通常16~18日、腫れは2日以上続き...
ウイルス感染症

伝染性紅斑(リンゴ病)について

正式名称は「伝染性紅斑」ですが、一般的に「リンゴ病」と呼ばれています。ヒトパルボウイルスB19(ウイルスの中でも最小といわれるウイルス)の感染が原因の感染症で、小児(ほとんどは10歳以下)に多く見られますが、成人でも罹ることがあります。両頬...