バムサジャーナルへの掲載総説

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新型コロナウイルスがヒトと共存する戦略

新型コロナウイルス(SARS−CoV−2)が人間社会に現れてから、5年以上が経過した。最初に分離されたウイルスは武漢株と名付けられた。その後は、免疫や薬剤などに抵抗するウイルス、いわゆる変異株と呼ばれる形に次々と身を変えている。このようにし...
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バムサジャーナルに掲載された記事の紹介 ー髄膜炎と感染症ー

感染症はそれぞれの原因となる細菌やウイルスの感染によって特徴的な症状が現れることが一般的ですが、多くの病原体に共通した症状が現れる感染症もあります。肺に炎症が起こる肺炎や髄膜(脳と脊髄を包んでいる膜)に炎症が起こる髄膜炎などです。肺炎に比べ...
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バムサジャーナルに掲載された総説の紹介 ー多様なエンテロウイルスの中には 1 型糖尿病と関係しているウイルスも存在?ー

エンテロウイルス属は、ピコルナウイルス科を構成する17属の1つである。ピコルナ(picorna)とは、小さな(pico)ウイルス粒子で、RNA(rna)をゲノムとすることを意味している。ピコルナ科のウイルスの中で、ヒトの疾病に関与しているウ...
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バムサジャーナルに掲載された総説の紹介 ー麻しんと風しんの排除・根絶へ向けた世界と日本の現状と課題ー

麻しん、風しん症例が世界の各地で報告されている。海外渡航を予定している場合には、麻しん・風しんに感染するリスクのあることを認識し、ワクチン接種(麻しんと風しんの混合)を 2 回受けていない場合は受けるよう、注意喚起が行われている。近年のわが...
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バムサジャーナルに掲載された総説の紹介 ー肺炎と感染症ー

新型コロナウイルス感染症流行の初期には「武漢肺炎」とか「新型肺炎」と呼ばれたように、基礎疾患を有する人や高齢者が肺炎で亡くなることが多かった。この肺炎で亡くなる人は、新型コロナ出現以前からも多く、様々な病原微生物が肺炎の原因となっている。今...
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バムサジャーナルに掲載された総説の紹介 ー新型コロナ収束後の大流行が懸念される輸入感染症としてのはしかー

新型コロナウイルスの流行がほぼ収束し、輸入感染症としての麻しん(はしか)が、次に発生する感染症になるかも知れないと現在最も懸念されている。このような輸入感染症に対する対策として効果的と考えられるのは、迅速診断キットによる抗原検査診断ではない...
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バムサジャーナルに掲載された総説の紹介 ー日本の身近な感染症情報と対策ー

ウイルス感染症は、急性感染症と持続感染症とに分けられる。後者の感染症では、感染したウイルスは宿主の寿命が尽きるまで体内に留まる。このようなウイルスの多くは幼少期に感染し、急性期の症状はその後回復するが、ウイルスは体内で潜伏感染し続ける。この...
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バムサジャーナルに掲載された総説の紹介 ー日本の身近な感染症情報と対策ー

2020 年の初めに始まったわが国の新型コロナ(COVID-19)大流行が、ようやく落ち着いた状況になった。感染症法上の扱いも、2023 年 5 月 8 日に 2 類相当から 5 類に引き下げられた。すでに、観光客やビジネス関係者の海外との...
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日本の身近な感染症情報と対策

2021年に出版された『たいせつな家族を感染症から守る本』と題する単行本について、6回に分けて紹介してきた。先日のバムサジャーナル編集会議から、これまでと同じく、違った観点からの新たな連載を、との依頼を受けた。そこで、今回からも継続して、そ...
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バムサジャーナルに掲載された総説の紹介:『たいせつな家族を感染症から守る本』と題する単行本(生田和良 著、講談社発行)(第6回)

2021年に出版された『たいせつな家族を感染症から守る本』と題する単行本について、シリーズとして数回にまとめて紹介する。今回の第 6 回は最終章である 8 章(感染症の検査とワクチン、抗体医薬)についてまとめる。BJ35-1<第 6回>日本...