部屋に一緒にいる時は換気・空調が大事

新型コロナ

マスクをつけていても、会話や呼吸でも、小さな飛沫(エアロゾルとかマイクロ飛沫と呼ばれる)を放出しており、感染した人と一緒に2~3時間を共有すると、うつる又はうつされる可能性がある

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室内(オフィス、自宅、飲食店、飲み屋、デパート、博物館・美術館・劇場など)での新型コロナウイルス対応は換気・換気機能を持った空調設備が大事

室内で新型コロナウイルスに感染する、感染させるのは、飛沫感染(対策はマスク)、接触感染(対策はアルコール消毒やこまめな手洗い)だけではなく、エアロゾル(マイクロ飛沫)感染(対策は「3密」=密閉・密集・密接を避ける)も考えられる。

マスクをしているので、普通の会話なら大丈夫と思いがちであるが、人は咳やくしゃみをするときだけではなく、普通の声で会話をしているときにも大小さまざまなサイズの飛沫を飛散させている。さらに、同じ室内で黙って座っていても、お互いの呼気の中には小さな飛沫がわずかにではあるが存在する。したがって、相手の呼気中の小さな飛沫を、双方で吸い込んでいる。

密閉状態の部屋(3密条件下)に感染した人がいると、周辺の人を感染させる可能性のある、ウイルス粒子を含むエアロゾルの量がどんどん多くなってくる。ましてや、飲食店などでアルコールを飲みながらの時間を共有する際は、会話も大きな声になりやすく、したがって飛沫の量も加速的に増えていく。部屋の大きさにもよるが、エアロゾルの密度が高くなると、「うつしやすい状況」とともに「うつされやすい状況」の中にいるとの自覚を持つべきである。

【著者】生田 和良(Kazuyoshi Ikuta)

元大阪大学微生物病研究所 教授

日本ウイルス学会 第60回学術集会 会長

文部科学省・外務省(JICA)国際感染症プロジェクト ウイルス学担当

タイ国立衛生研究所・マヒドン大学に BSL-3 実験室を複数設立

感染症研究歴 50年以上

感染症の歴史、国際感染症、ウイルス学、空気感染対策を専門とし、

一般向けの啓発活動にも取り組んでいます。

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