感染症あれこれ

④少し変わった病原体「非定型病原体」による肺炎について

非定型病原体による肺炎結論非定型肺炎は症状が比較的軽く見えても油断できない。理由通常の細菌とは異なる性質を持ち、診断や治療が遅れやすいため。具体例(5例)マイコプラズマ:長引く咳、学童期に多い肺炎クラミジア:市中肺炎の原因トラコーマ・クラミ...
感染症あれこれ

③ウイルスが原因で起こる肺炎について

結論ウイルス性肺炎は免疫力が弱い人で重症化しやすい。理由ウイルスは肺の間質を中心に炎症を起こし、広範囲に障害を与えるため。具体例(5例)インフルエンザウイルス:高齢者で肺炎を合併新型コロナウイルス:全身症状を伴う重症肺炎RSウイルス:乳幼児...
感染症あれこれ

②細菌が原因で起こる肺炎について

細菌感染で引き起こされる肺炎結論細菌性肺炎は高齢者や小児で重症化しやすく、最も頻度の高い肺炎である。理由細菌は肺胞内で急激な炎症を起こし、酸素交換を強く妨げるため、呼吸不全につながりやすい。具体例肺炎球菌:市中肺炎で最も多く、侵襲性感染症の...
感染症あれこれ

①肺の構造と「肺炎になる」とはどういうことか

人の肺の構造と「肺炎を引き起こす」とは?結論肺炎とは、気道を通して侵入した細菌やウイルスなどの病原体が肺の中で増殖し、炎症を起こした状態理由肺は肺胞(人の肺に存在する肺胞の数は4~5億個と言われている)と間質から成り、どこに炎症が起こるかで...
バムサジャーナルへの掲載総説

ヒトの免疫システム:有益性(生体防御)と有害性(アレルギーや自己免疫疾患)

ヒトに生まれながらに備わっている免疫は、病原体がからだに侵入してきた際にそれを排除する有益なシステムである。一方、一部の人にとっては大きな弊害になっている、花粉などに対するアレルギー症状や体内の細胞や臓器を破壊する自己免疫疾患の誘導もまた免...
感染症あれこれ

感染症とがん

正常な細胞が分裂する時、ランダムに遺伝子が傷つくことがまれに起こる。この遺伝子の傷が、がん発生の出発と考えられている。人間の体を構成するあらゆる種類の細胞は、日々新しい細胞に置き換わることで新陳代謝が行われている。新しく作られる細胞が、親細...
感染症あれこれ

ダニに刺されてうつるウイルス感染症で亡くなる例も

ダニはいろいろな病原体を持っており、刺されることで感染症になり、時には重篤な感染症に陥ることもあります。このような感染症は「ダニ媒介性感染症」と、総称で呼ばれます。日本では、「ツツガ虫病」、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」、「日本紅...
感染症あれこれ

肺炎の原因となる感染症はいろいろ

肺炎と言えば、多くの高齢者が命を落とす原因として認識されています。特に、新型コロナ(COVID-19)は重症の肺炎を引き起こすということで、世界中で恐れられてきました。ただ、肺炎を引き起こす原因となる感染症には、新型コロナ以外にもいろいろな...
バムサジャーナルへの掲載総説

新型コロナウイルスがヒトと共存する戦略

新型コロナウイルス(SARS−CoV−2)が人間社会に現れてから、5年以上が経過した。最初に分離されたウイルスは武漢株と名付けられた。その後は、免疫や薬剤などに抵抗するウイルス、いわゆる変異株と呼ばれる形に次々と身を変えている。このようにし...
新型コロナ

ウイルスが感染を繰り返す中で変異型が次々と出現

新型コロナウイルス(SARS−CoV−2)が人間社会に現れてから、5年以上が経過しましたが、この間、変異株と呼ばれるウイルスに次々と姿を変えてきています。この変異株は、「容易に感染するが、感染したヒトに重症化を引き起こしにくい」という特徴が...